「広い視野を持つこと」が武器になる。 - アシストジャパン

「広い視野を持つこと」が武器になる。

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アシストジャパンで活躍する社員へのインタビュー

あなたの名前と現在の職位(担当業務など)を教えてください。

株式会社アシストジャパンのイベント運営事業部 東京営業部 マネジャー澤口 朋弥(Tomoya Sawaguchi)です。

今の会社で働き始めてどれくらいになりますか?

私は社員として東京本社に入って、現在7年目になります。大学時代に大阪支社で4年間アルバイトをしていまして、卒業後、入社し現在は本社勤務になっています。

→社員としては7年。ただ、大学4年間は大阪支社で4年間アルバイトをしていました。卒業と同時に弊社(アシスト・ジャパン)に入社したので、合計すると11年ほどになります。

イベント業界に入ったきっかけ、あるいはイベント業界に興味を持ったきっかけは何ですか?

もともと他の居酒屋さんとかコンビニのアルバイトに比べて、イベントのアルバイトが楽しそうっていう印象が強かったので、それで興味を持ちました。→「私」自身はアイドル系のアーティストが好きで、アルバイトでライブ系の案件で働けたらいいな、と考えたのがきっかけです。

この業界で働き始めたときの最初の印象はどのようなものでしたか?

設営スタッフとして働いた時は、体力的にヘビーな印象がありました。イベントの規模でいうと、すごい大人数が働いてるんだなっていう印象はありました。たった一つのライブで、100名とか200名規模のスタッフとかが動いてるのを実感したときはびっくりしましたね。

あなたの主な職務内容を教えてください。

基本的に2種類ありまして、営業とイベントの管理運営です。平日は営業活動でクライアント様とやり取りをしたり、テレアポをしたりしています。金土日はイベントの運営管理が主になります。もちろん平日にイベントをやることもあるのですが、基本的には週末が多いです。イベントの運営管理では、スタッフの手配もやるのですが、現場管理などを統括をする業務を行います。

営業先は主にどこになりますか?

イベント制作会社や企画会社がメインになります。またその他にもケースは少ないですが、広告代理店様や主催様、出展者様と直接などもあったりしますね。また弊社の場合、イベントをやりませんかというイベント企画ではなく、イベントの運営を管理しますよっていうところがメインになります。

あとは「イベントのスタッフだけを手配してほしい、管理はクライアント様側で行います」という、スタッフだけ手配するケースもあります。なので、イベントの運営管理、イベントスタッフの手配の2種類が、弊社の主な業務になります。

担当する営業先の数は決まっていますか?

一営業担当が対応している顧客数としては10社ぐらいが多いと思いますね。私は今、入社7年目で、そのくらいになります。

担当するイベントの運営管理は、どのようなものがありますか?

イベントはスポーツ系イベントやライブ系イベント、入試の案件など様々です。またイベントはその時期によって閑散期・繁忙期があります。例えば、ライブ系イベントですと、夏休み期間とか冬休み期間にももちろん多かったりして、12月や3月とかが少なかったりするんですが、逆にその時期にイベントが多い業種もあるんです。

弊社で行っているものだと、大学入試の案件などが顕著です。入試の案件ですと、試験官、試験監督などをいただくケースももちろんありますが、どちらかというと教室内外の案内人が多いです。学生さんが各校舎、教室まで迷わないように案内するなどのお仕事です。

弊社が管理するスタッフは7割くらいが大学生なので、例えばですけど、何か販売をしないといけないですとか、工事しないといけないとか専門的な能力が必要なものは、マッチしないところがあります。なので、基本的にはそういう専門的な能力、知識が必要でないものはお受けしています。

仕事の服装はどのようなスタイルですか?

スーツの日もあれば、ラフな黒パンツの日もあります。平日の出社日はスーツ。スーツ以外の現場へは黒パンツのイメージです。

1日の仕事の流れを具体的に教えていただけますか?

1日の仕事の流れは、会社に出社する場合と、イベント現場に出勤する場合の2パターンがあります。

【会社に出社する場合】

09:00-10:00 事務作業

10:00-12:00 新規営業

12:00-13:00 お昼休憩

13:00-18:00 新規営業、既存顧客対応(打合せ等)

【現場に出社する場合】

08:00           スタッフ集合、現場管理

08:00-9:00   スタッフに業務内容をレクチャー

       スタッフ管理、クライアントへ報告

12:00-13:00 お昼休憩

13:00-17:00 スタッフ管理、クライアントへ報告

イベント業界で活躍するために必要なスキルは何ですか?

営業にはやはり、コミュニケーション能力・明るいということが大事ですし、現場管理をするなら広い視野を持っていることが重要になります。

営業で言いますと業種的にもコミュニケーション能力はかなり必要かなと思います。私が新卒で入社して一社目なのであまり他の業種は詳しくないというのもあるんですが……。

弊社のような業種では、イベントの仕事が人についてくるというケースというのが結構多いんです。「●●さんが頑張ってくれるからお願いするよ」と言われるケースが割ともあるので、営業していく中でコミュニケーション能力ですとか、明るいというのは、最低限必要かなっていうところですね。

現場管理の方で言いますと、コミュニケーション能力はもちろん大切なんですけど、視野が広いっていうのはめっちゃ武器になるかと思います。新入社員の子とかは、結構初めは苦戦するんですけど、「"意識しながら"動くのと、動かないのとでは、めちゃ伸びが違うよ」っていうのは、新入社員に言ってますね。

具体的に言うと、イベント業界の現場の座組って、誰が上が下かとか言うのはちょっとあれですけど、スタッフが一番下にいて、そこの管理でアシスタント、ディレクターとかリーダーみたいな統括するポジションがある。やっぱり上に行くには、視野が広くないといけない。スタッフは自分が上から言われた業務だけやっていればいいんですけど、上のポジションになってくると、そうはいきません。

例えば、スタッフをコントロールするのも大事ですが、それ以外にも主催の方からの見え方とかにも気を回さないといけない。明るく元気に振る舞えてるかとか、イベント自体がスタッフは満足してるかもしれないけど、イベントは成功につながってるか、とかも意識していないと、なかなか動けないところなので、視野が狭いとそういったところに対応できないというのがありますね。

残業はありますか? 長時間労働やストレスマネジメントに対するアプローチは?

もともとがアルバイト上がりなこともあって、結構この仕事は大好きな方です。なので、長時間労働に対するストレスはあまりない方かもしれません。

それにもちろん残業代はいただいてるので、そんなに苦ではないです。

ただ、今が入社7年目で落ち着いて仕事と向き合ってからは、あまりやりたくない時は基本やらないという感じにしてます。自分がやりたいタイミングだけやる。それでも後から体力的に厳しいとか、予定的に厳しいってなった場合は、周りに助けてもらうっていう感じにしてます。

バランスの取れた仕事とプライベートの生活をどう保っていますか?

僕はもう自分で、あんまりやりたくない時はやらないっていうスタイルなので、自分がモチベーションがある時にやるという感じですね。もちろんやることをやってなくて、それは違うので、やることはやった上でそのようにしています。それもある程度、年数を経てそのようになりました。

1年目の時は1年目の時で、僕は仕事が好きだったので、プライベート感覚で仕事をしてた感じです。でも、今はやっぱりプライベートも時間ちゃんと作らないとダメだと少し気付いたので、やる時はやってメリハリをつけています。

特に営業は社用携帯を持っているので、土日休んでいてもどうしてもクライアント様からの連絡が来ることはあります。その場合は、まず返信だけして、緊急以外の対応は出社時にするなどしてバランスをうまく保つようにしています。

仕事をする上でどの部分が難しいと感じますか?また最も難しかった経験について教えてください。

新卒で入社したてのころで言いますと、営業職で数字に追われることですね。

弊社の場合、年間から割り出した予算が毎月決まってるんですけど、その数字に対して、絶対結果hははっきりするじゃないですか。達成しているか達成していないかなので。これは何かやっぱ社会で厳しいなって思いました。今でこそ慣れましたけど、初めの頃は厳しさを感じましたね。「惜しい」とかがないですし。

仕事の中で最もやりがいを感じる瞬間はいつですか?

先ほど営業で数字に追われるのが厳しいと言ったんですけども、そこを達成すると、楽しいというかやりがいをすごく感じます。

達成した時は営業のルールでインセンティブが付いてくるのもありますし。各月の達成度合いによって、ボーナスの額が決まるので、本当に結果で変わるんですよ。結果を残さなければ少ないですし、結果を残した人は多いんですよね。それはすごいモチベーションになっています。

そのインセンティブもイベントの規模や売り上げの額に応じて変わるんです。その額が高いと、もちろん営業への還元率も高いんです。それも2年位前までは上限の額が決まっていたのですが、今はその上限も引き延ばされて、もっと上を目指せるようになっています。

そのように頑張った分が還元される仕組みになっていて、一定額を越えたら、みんな一緒ではなくて、その上があるので頑張りがいがありますね。

それ以外では、スタッフもそうですし、クライアント様もそうなんですけど、感謝の気持ちを伝えられたりとか、評価してくれることもあるので、それもモチベーションにつながります。

例えば「現場頑張ってくれて、クライアントさんから受けよかったよ」とか、「アシストさんにお願いしてよかった」とか、クライアント様から評価されたり。

スタッフの子たちだと「澤口さんの現場、また入りたいです」とか、「澤口さんの現場、次は何があるんですか」とか聞いてくれたりとか。

これまでの仕事の経験から学んだ最も価値のあるレッスンは何ですか?

仕事をしていく中で自分のモチベーションをコントロールすることが大切だなって思います。

別にこの会社だけに言えることではなく、どの会社でも言えることだと思うんです。営業でも、現場でもそうなんですけど、やっぱり自分のモチベーションをコントロールできないと。やっぱりどんだけ頑張っても達成できないこともあるんですよ。その結果につながらなかった時に、次の月どういうモチベーションで頑張るか。

現場にしても、弊社が企画をやってるわけではないので、どうしてもクライアントさんマターなところも多く、どうしようもできないこともあるんですよね。自分がどれだけ頑張っても、できることが限られることもあるんですけど、そういう時こそモチベーションを(どれだけ)保つかが大事だなと思います。

仕事における目標は何ですか?

会社から求められてることは、営業なので、そういった視点で言うと、自分のスキルアップっていうところは第一で考えてます。

第二にちゃんと売り上げ、目標を達成することですね。会社の方で設定している予算(目標)があるので、その目標を達成するというのは、みんな基本的には共通認識で目標にしていると思います。

個人的な目標としては、今、(就いている)現場のマネージャーから、今後は管理のマネージャもやりたいと思っています。

社内体制としては、現場のマネージャーと管理のマネージャーがいて、社内的には現場は現場、管理は管理という形で分かれているので、今の制度では難しいと思うのですが、将来的には管理マネージャーもやってみたいという思いは持っています。

将来的にどのようなキャリアを目指していますか?

現場マネージャーとしては、社内では今一番上のポジションになるので、将来的には管理系のマネージャーをしていきたいです。

注)現場=営業業務/管理=社内マネジメントの意

ただ先ほど少し触れたように、今、社内体制的に、現場もやって管理もやるということはできないので、自分が目指すキャリアと一致していないところがあります。なので、まずは各月の売り上げ目標や評価を着実に上げていくところからですね。その上で、将来的には全体的な管理など新たな分野にも挑戦したいと思っています。

これまでに関わったイベントで最も印象的だったものは何ですか?

ポップアップの物販で、半月〜1カ月など長期間で行うものが印象的ですね。東京タワーの地下などで行うこともあるのですが、帯の案件は印象に残りやすいです。

例えば、ポップアップの物販で、パルコさんの運営でキャラクターものとかアニメゲーム系コンテンツとかのアンテナショップとかあるんですが、こういった帯のイベントは結構、達成感ありますね。期間が1日とか金土日とか土日だけとかの単発もあるんですけど、基本的には一週間とか10日間とか半月とか。1か月以上の比較的長期間行うことが多いのも、印象的なイベントになる要因ですね。

期間が長いと、クライアント様との関係も築けますし、リピートのスタッフさんが集まることも多くて、現場での団結力もすごいんです。

社員教育や研修についてどのようなものがありますか?

営業講習(テレアポとか訪問とか)は毎週1回、45分とかでやってます。

中途採用でも営業経験があるという社員はそこまでいなくて、全然別の業種からの転職が多いので、新入社員にも中途社員にも営業講習は行っています。

それ以外にも現場に関しては、先輩社員からの現場研修っていうのが3ヶ月間ぐらいあります。

最も困難だったイベントの準備とはどのようなものでしたか?

やったことのない業種やはじめての現場は、今でも困難を感じることが多いです。今、入社7年目ですけど、それでも今までやったことのない現場とかあるんですよ。

またコロナ明け以降、「業務を丸投げで委託します」といった案件が増えてきまして、そこを初めてやる時っていうのはかなり大変でした。それまでは、自分が現場に行くにしろ、そこで管理をやらないケースっていうのが、ほとんどだったんですね。

例えば弊社はポップアップの販売のお仕事の場合、スタッフさんのみを出すとかで、販売のレクチャーとか管理は、クライアンドさんがやってくれるといった具合です。

それが「丸投げ委託」となると、現場でもすべてをやらないといけなくなるわけです。体力的に大変ということではなくて、一部手探りな部分があって大変でした。ただイベントを失敗するわけにもいかないので、もう入念に入念に、「これは足りるか、足りてないか」とか、打ち合わせに取り組みましたね。

それもコミックマーケットとかビッグサイトでの大きなイベントとかってあったりするんですよ。その場合、企業ブースが50個かそれ以上並ぶんですが、そこの一角を「アシストさんお願いしますね。」とかの委託を受けて、コミケの企業ブースの一角で物販販売の業務を行うんです。商品知識とかを事前に勉強しておくとか、備品が足りてるかとか、当日のどうやってスタッフを動かして時間内で準備を終わらせるかとか、そこのシミュレーションというか、初めてやる業種のイベントはなかなか大変ですね。

失敗したイベントから学んだ最も重要な教訓は何ですか?

事前準備の重要性です。イベントの失敗は、打合せ不足に尽きると思います。失敗というと、販売商品が足りない。チケット販売後に足りてない。などのトラブルは様々ですが、元は事前準備が入念じゃなかった足りてなかったというところです。全部こけてはないけど、ちょっと改善できたよねっていうのが多いケースっていうのがほとんどなのかなと思いますね。

逆に成功したイベントっていうのは、この辺がしっかりできています。準備万全に行えてて、何か最悪の事態が発生した時の対策も考えられててっていうところが一番大きいと思いますね。

ちなみに最悪の事態といいますと、例えば、販売商品が足りないなど。何日も行うイベントなのに、一日目に全部売ってしまったとか、在庫がないとかですね。思ったより人が来てしまったり、思ったより人気なコンテンツで、作る見込みがなかったので、どうしようもできないというのもありますね。

それ以外にもライブとかの例で言いますと、売ってはいけないチケットを販売してしまったりなどがあります。売ってはいけない関係者席を販売してしまって、当日、席がないとかですね。これはどっちかというと、クライアント様の対応にはなるんですけど、弊社としても、やっぱりこの辺を打ち合わせ時に確認するというか、再チェックみたいな形でサポートすることはできると思います。

顧客からのフィードバックをどのように取り入れていますか?

案件が終わった後に、訪問したり、オンラインだったり、メールの場合もあるのですが、打合せを行います。その際、スタッフの評価を伺いますね。スタッフ派遣のみの場合は、良かったところや悪かったところ含めて、スタッフの評価をお伺いしています。

弊社から、社員なり、スタッフの管理者が出ている時っていうのは、現場にてフィードバックをいただくことが多いですね。何かここ改善できたよねとか、話したりして、フィードバックをいただくフローができています。

ただ定期的な案件は、マンネリになってあまり改善が見込めなくなってきたりすることもあります。しっかりしてるクラインさんとかは、毎回、改善点を共有してほしいですとか、今回ダメだった点などを言ってくださることもあります。

大きなイベントの際、どのようにチームを率いていますか?

自分が統括の時は、下のリーダークラスを使うことによって、チームを率いていきます。

大きいイベントに自分がディレクターで入ってるとすれば、下にリーダークラスの人材がいます。その時は、自分は動かずに、その人たちを動かすというのを意識してますね。

上のポジションにいる時は、基本的に上は頭脳であって、体ではないので、体にあたる下のリーダークラスを動かすようにすること。これはもう現場だとすごい大事って言われていることです。

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