まだまだ行方不明の方が多く、正確な被害は確定出来ておりませんが、
7月31日現在100名以上の死亡者が発生しており、建築・農産業・漁業その他でも
莫大な損害が出ている事はご周知されている事と存じます。
「たかが雨」、そう思い避難しなかった方もいたそうです。
気がついた時にはもう避難すら出来ない状況に陥ってしまいました。
よく似ていますね、2011年3月11日と。
あの時も「警報はなっているが大丈夫だろう」と心理学上の「正常性バイアス」が働いてしまい、
避難が遅れて大勢の方がお亡くなりになりました。
余りにも異常な状態では脳や心の負担を軽減する為に、勝手にその状態を楽観視するよう人間はなっているようです。
登山でお亡くなりになる方などもこの「正常性バイアス」によって沢に入ったり、急斜面を降りようと判断してしまうとの事です。
そんな時に良く言われるのが「想定外」、便利な言葉ですね。
「想定外」を「想定」するのが防災・危険予知なんですが日常生活では中々意識するのは難しいです。
せめて過去の経験を少しでも活かし、可能な限り被害軽減を目指す事が亡くなられた方の供養かと思います。
被害に遭われた方のご冥福をお祈り申し上げます。
さて、今回はそんな想定外の為に四苦八苦します花火大会での1枚になります。
本来は警備員も写せれば良かったのですが、色々ありまして、微妙な1枚になります。
え?他にもっと良い写真はないかって?
すみません、想定外でした…。