A帯・B帯 - アシストジャパン

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A帯・B帯

読み方
エーたい・ビーたい

A帯・B帯とは

A帯(エーたい)・B帯(ビーたい)とは、ワイヤレスマイクが使用する電波の周波数帯域を分類した用語です

これらは、それぞれ異なる規格と用途を持ち、イベントやコンサート、テレビ収録などで使用されます。

A帯は高性能で混信が少ない特徴がありますが、使用するには免許および申請が必要です。
一方で、B帯は免許や申請が不要で、手軽に利用できるため、小規模なイベントやコンサートでよく使用されています。

会話内におけるA帯・B帯の使い方

イベント現場や音響機器の選定時に、A帯とB帯の違いが話題になることが多いです。以下はその一例です。

  • 音響担当「この現場では混信の心配があるので、A帯を使用しましょう。」
  • イベントコーディネーター「小規模な会議なので、B帯のワイヤレスマイクで十分ですね。」
  • ディレクター「テレビ収録では、免許が必要なA帯を使う方が安全です。」

A帯・B帯の特徴と用途

A帯とB帯は、それぞれ異なる特徴を持ち、用途によって使い分けられます。

A帯の特徴

A帯は、797~806MHzの周波数帯を使用し、混信が少なく安定した通信が可能です。免許および申請が必要なため、大規模なコンサートやテレビ収録など、音質や通信の安定性が求められる場面で使用されます。

特に、多数のワイヤレス機器が同時に使用される場合、A帯が選ばれることが一般的です。

B帯の特徴

B帯は、806~810MHzの周波数帯を使用し、免許や申請が不要で誰でも使用できます。そのため、小規模なイベントや会議、講演会などで広く利用されています。

ただし、周辺で同じ周波数帯を使用している機器がある場合、混信の可能性があるため、事前の確認が必要です。

A帯・B帯使用時の注意点

A帯・B帯を安全かつ効率的に使用するためには、以下の注意点を守ることが重要です。

混信防止の対策

ワイヤレス機器の使用時には、周辺環境を確認し、同じ周波数帯域を使用する機器がないか事前に調査します。特にB帯では混信が起きやすいため、利用する周波数を調整することが求められます。

A帯の免許手続き

A帯を使用する際は、事前に免許を取得し、イベント当日に使用申請を行う必要があります。これを怠ると違法使用となる可能性があるため、慎重な対応が求められます。

周波数の管理

複数のワイヤレス機器を同時に使用する場合、周波数が重ならないように調整し、スムーズな通信を確保します。これにより、イベント中のトラブルを未然に防ぐことができます。

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